一粒万倍日と天赦日という最強の開運日をご存じですか？
日本の暦には古くから二十四節気（立春・夏至など）と干支（甲・乙・丙・丁…など十干と子・丑・寅・卯…など十二支）の組み合わせによって決められた吉日や凶日が定められています。
今回は吉日のなかでも特に縁起が良いとされている「一粒万倍日」と「天赦日」について詳しく解説していきます！
一粒万倍日とは
「一粒万倍日」（いちりゅうまんばいび／いちりゅうまんばいにち）は「一粒の種籾（たねもみ）から万倍もの数のお米が獲れること」になぞらえ「わずかなものが万倍にもなってかえって来る」縁起の良い日とされています。
そのため
- 財布や車の買い替え・使い始め
- 引っ越し
- 結婚にまつわること
- 仕事始めや開業
- 投資や口座開設
- 宝くじの購入
といった「幸せがふくらんでほしいこと」をする日に最適と言われています。
最近では、宝くじを買う日は「一粒万倍日」と当たりやすい！なんていうことも言われていますね。
逆に
- 借金
- 喧嘩やトラブル
- 入院
といった増幅されると困るネガティブな事柄は出来るだけ避けるべき日とされています。
二十四節気の節目と節目の２日間が一粒万倍日にあたるのでざっくり「６日に１回、ひと月に５日、年間60日」程度この日が巡ってきます。
単独でも十分に良き日とされる一粒万倍日ですが、六曜における吉日（先勝・友引・大安など）やほかの縁起が良いとされる日と組み合わされることでその効力が劇的に上がると考えられています。
天赦日とは
一粒万倍日と重なると最強といわれている日が「天赦日」（てんしゃび／てんしゃにち）です。
「天赦日」は読んで字のごとく「天が全てを赦す日」であり、日本の暦のうえで最上の吉日と位置付けられています。
2023年だと
〇１月６日 (金) 天赦日・一粒万倍日
◎３月21日(火) 天赦日・一粒万倍日・寅の日
〇８月４日 (金) 天赦日・一粒万倍日・母倉日
のわずか３日が該当します。
全身が金色の毛におおわれ、「千里行って、千里帰る」ということわざを持つ「とら」は血気盛んで豊かさの象徴とされているため「寅の日」は金運に恵まれる日と考えられています。
天赦日・一粒万倍日・寅の日が重なった３月21日は2023年の中で最も金運の良い吉日でしょう。
ただし先に述べた「千里行って帰る」が起因し、出戻りをイメージするこの日は婚姻にまつわる行事には向かないとも言われています。
一方「母倉日」（ぼそうにち）は結婚に関する開運日とされているので、プロポーズや婚約、挙式などの予定がある場合は８月４日に計画すると良いでしょう。
最強の開運日にやっておくべきこと
「一粒万倍日」と「天赦日」が吉日であることは理解できましたね。
それぞれの由来から、やるべきことやしない方がいいこともわかってきました。
お金やおめでたい事柄に関して特に威力を発揮するイメージのあるこのふたつの開運日ですが、それだけではありません。
一粒万倍日にはじめたことは長続きし、天赦日はその日に始めれば何事もうまくいくとされています。
これは結婚や新築、車の買い替えといった大きな行事や買い物に限ったことではありません。
何かの勉強をはじめたりダイエットをスタートしたりといった継続が成果につながることに挑戦する日としても最適なんです。
また、
- 髪型を変えてイメージチェンジをはかる
- 今までとは違うファッションやメイクにしてみる
- なかなか踏み出せなかった断捨離に着手する
といったメンタルや環境を一新させるのにも絶好の日取りです。
たかだか迷信だと侮ることなかれ！
人間の潜在意識や深層心理には古くから語り継がれてきたことが深く刻まれています。
良きにつけ悪しきにつけ何か起こったときにはこういったことが頭をよぎり影響されることもままあります。
あなたがもし少しでも吉日や凶日に関心があるのであれば、出来るだけ良き日を選んで行動すると結果が違ってくるかもしれませんよ。
まとめ
暦を大切にしている経営者や成功者は意外なほど多いものです。
縁起を担ぐことによっては幸運を引き寄せる力が上がることもあります。
新年の幕開けを機に、あなたも開運日の絶大な力を信じてあやかってみてはいかがでしょうか。
