昔から「腹八分目」といわれるように、少食の方が健康的なことはわかっていますよね。
しかも食事を減らして小食になると運が良くなる!ともいう事も良く聞かれます。
今回は、「少食健康法」と「開運」方法について考えてみます。
少食健康法
「少食健康法」とは読んで字のごとく「少食を実践して健康になる方法」のこと。
これまで1日3食きちんと食べることこそ健康の源だと言われてきました。
が、それは豊かな食事を摂ることが難しかったせいぜい戦後間もない頃までの話。
現代の好きなものを好きなだけ1日に3回も摂る食生活は、食べ過ぎになってしまう可能性もあるんですね。
なぜならば「消化」とはわたしたちが考えるよりはるかにエネルギーを要する重労働。
1度の食事を完全に処理するのには12時間以上もかかります。
ですから、1日に3度も食事が入ってくると内臓は休む間もなく働き続けることになるんです。
これでは胃腸が弱り、消化はもちろん毒素を排出するという重要な作業もおろそかになってしまいますよね。
消化も不十分、デトックスも完全ではない体内は汚れて疲れきった状態となり、そのことが倦怠感に悩まされたり病気を発症する原因になるんです。
少食の効果とは?
では、食事の量を減らすことでどのような効果があるのでしょう。
実は少食を心がけるだけで肉体は元気を取り戻し、主に以下のような変化がみられるようになります。
- 内臓が活性化される
先に述べた通り、少食にすることで年中ひっきりなしに消化活動をしていた内臓の負担が減ります。
休息時間が増えデトックスもスムーズに行われるため、体力が回復しクリーンな肉体を維持することができます。
- 集中力が高まる
満腹の時に眠くなるという経験は誰しもありますよね。
あの眠気は消化のために血液が消化器官に集中することで脳が必要とする血液が不足して起こる現象なんです。
食べる量を減らすと胃腸への極端な血液の集中が抑えられるので食後に頭がボーッとするのを防げます。
- ダイエット効果
今まで食べていた量を減らすのですからおのずと体重も減ります。
ここで大切なのはその意識です。
今までは
- 「時間がきたから」
- 「なんとなく口寂しいから」
- 「周りも食べているから」
などの理由でテレビやスマホを見ながらついつい食べていませんか?
私も1週間の食べた物を毎日書き出してみたところ、結構無駄に食べているのが分かってビックリした経験があります。
無意識って怖いです…
おざなりに摂っていた食事を、量を減らすことで「貴重な一食だから味わっていただこう」と考えてみてください。
ひと口ごとにしっかりと咀嚼することで消化に良いのはもちろん、
- 虫歯やガン予防
- 老化の予防
- ストレス解消
- 育毛効果
までさまざまな恩恵にあずかれます。
と同時に少食でもしっかりと満腹感を得られます。
食べる内容も健康やダイエットを意識したものを取り入れていけば無理なくスマートな体型が保てます。
ほかにも、アレルギー症状の緩和やアンチエイジング、安眠など様々な効果が報告されています。
少食の成功者や実践者
1日1食の少食健康法を実践している著名人も多数いらっしゃいます。
- オバマ元大統領
- ビルゲイツ
- ビートたけし
- タモリ
- 福山雅治
- ジャパネットたかた社長
- スティーブ・ジョブス
などがあげられるほか、千利休やミケランジェロ、アインシュタインなども1食主義だったと言われています。
アップル創業者のスティーブ・ジョブズは、常に小食で粗食だったそうです。
幼い頃から小食や断食でひらめきが増すことを実感していたのだとか。
最近ではYouTuberとして大人気の中田敦彦さんも自身の動画で食についての著書を紹介したのをきっかけに1日1食生活を実践中で、とても快適だとおっしゃっています。
少食で運が良くなるってホント?!
少食は運気を向上させると言われていることをご存じでしょうか。
一見無関係のように思われる「食」と「運」ですが実は密接な関係にあるんです。
観相学の大家・水野何北の教え
江戸時代、人相を研究した観相家の水野南北は「人の運は食にあり」と断言しています。
少食にすることで
- 腸の調子が良くなり
- 腸内が整うことで人相が良くなり
- 人相が良くなれば運命が好転していく
という様を何度も見たことで食は運を左右すると確信したんだとか。
水野南北は
人が生涯で食べる量は天から分限として決まっている。
断食、節制すれば天に貯金が出来る。故に運命がよくなる。
としています。
自分の食べる量を超えて食べてしまうと、運を失ってしまうとも言っています。
とっても興味深いですよね!
何より大切な自分の内臓に重労働ばかりさせていたら体がかわいそうですよね。
小食は風水的にも開運効果あり?!
風水では、家の玄関やトイレなどをお掃除をすると開運するといわれています。
また、昔から汚れた場所に幸運は寄り付かず、エネルギーの低い人にはお金は集まらないと言われています。
これは、体の中も一緒ですよね。
食べたいだけ食べてなまけた生活をしている人の体や腸には老廃物が溜まって汚れきっています。
そんな体はエネルギーが低く、アグレッシブに動くこともクリエイティブなひらめきが降りてくることもありません。
逆に少食に切り替えて体調がよくなるとイキイキと行動するし、体型がスマートになると自信もついて毎日が楽しくなります。
身体をクリーンに保ちエネルギーで満たすには少食が一番の近道で開運の方法なんです。
小食実践方法は?
少食に切り替えるには食事の回数はそのままで全体量を減らすやり方と、1食もしくは2食を抜いてしまう方法があります。
これは個人の好みや生活習慣があるので実践してから決めると良いと思います。
ただ、やみくもに食事の量や回数を減らして添加物たっぷりのファーストフードやお菓子を食べてしまっては本末転倒です!
基本的には「ご飯」「野菜や海藻入りの味噌汁」「豆類や魚」を摂る和食をメインに食生活を組み立てていきましょう。
ちなみに私も1日1食~2食で、年に4回は断食をします。
小腹が空いた時の手軽なレシピとしておすすめなのが、納豆やナッツの活用。
納豆は栄養もあり消化も良いです。
一般的に添加物が多く含まれるタレは使わず、味付けにはアマニオイルやお醤油を用い、かつお節やごまを振りかけるとベストです。
サラダは、市販のドレッシングではなくオリーブオイルと天然塩などで軽く和えてナッツを砕いてかけると満腹感がでますよ!
まとめ
人間が一生に食べられる食事の回数(量)はそれぞれ決まっているそうです。
それを何年で食べきってしまうかによって運や健康寿命が大きく変わってくるんですね。
せっかく長生きできても何十年も寝たきりや不運は避けたいです。
生涯、元気に楽しく暮らしていくためには無駄に食べている自覚のあるそのひと口からまずは減らしてみると何か良い変化があるかもしれません!